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セレーヌ・ブランシュ 2020(Serene Blanche 2020)白

生産者:ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン(La Vigne du Perron)
/フランソワ・グリナン(Francois Grinand)
産地:フランス、サヴォア
品種:ルーセット100%
タイプ:白
アルコール分:12度
SO2無添加

“SO2無添加。元ピアニストが造る、畑でぶどうが育つ段階から考えられたワイン造り”


やや濃いレモンイエロー。
早生みかん、ヴェルガモットなどの柑橘、黄桃などの果実香に、レモングラス、厚葉、ドライハーブ、りんごの蜜や蜂蜜などの香りが伺え複雑な印象を与えます。
文旦など柑橘の粒が弾けるような溌剌とした酸を感じさせながら、スッキリとしたタッチで口中へと広がります。
充実した果実の風味に薫香や鰹だしのような旨味を感じさせる風味を伴い複雑性を帯びた様子でコク深く、鼻腔には黄桃を想わせる香りが抜け、奥行きと余韻の長い仕上がりです。
(インポーター資料)

生産者:ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン(La Vigne du Perron)
/フランソワ・グリナン(Francois Grinand)

 

リヨンから北東に1時間ほど行ったところにあるサヴォワ地方で、父の畑を受け継ぎフランソワ・グリナンが1998年にスタートしたドメーヌ。

4種類のワインのうち、ルーセットとピノ・ノワールは、ヴィル・ボワ村にある自社畑のものです。
ガメイとシャルドネは、有機栽培されたぶどうを買っていますが、4つ全てを合計しても2.6Haと少ない生産量です。
ナチュラルワインを造り始める前は、ピアニストだったグリナン氏。
古くて小さな醸造所をきちんと改装しているあたりは、氏の人柄が表れています。
勿論ワイン作りもとても丹念です。

栽培・醸造

ヴィル・ボワ村は山間部へと続く渓谷にあるため、ぶどう畑は標高約250mの斜面に点在します。
この地は夏でも夜間は冷涼な風が吹くため、ワインにフレッシュ感が生まれます。
ピノ・ノワールが植わる「レ・ゼタップ」の区画は、コート・ロティの畑のように歩くのでさえ大変な急斜面。
畑の周りは季節の草花が、絨毯のようにさまざまな色の花を咲かせています。

醸造面では培養酵母や酵素は使わず、補糖や清澄、濾過もしません。
現代では当然となった醸造技術や人的介入を控えたワイン造りをするには、有機栽培で育てた健全なぶどうが必要です。
例えば合成化学物質の農薬を使ったぶどうには野生酵母が少ないため、酵母添加しなければ発酵が安定しない場合があります。
有機栽培のぶどうは野生酵母の数が多く活力があるため、作柄が不安定な年でも問題なく発酵が進んでくれるようです。

また、亜硫酸を使わずに発酵から熟成まで進めますが、できる限り空気と接触させずに造る必要があるため、ワインが還元状態に陥る可能性が上がります。
その可能性を下げるためには、ぶどうが育つ段階から考えなければなりません。
堆肥が多すぎると地中の窒素量が増えて還元しやすくなりますし、反対に少なすぎると発酵の妨げになってしまうようです。

AOC法では2009年から「AOC Vin de Bugey」を名乗れますが、それを用いずVDTにすることに決めました。

製造元:ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン(La Vigne du Perron)
内容量:750ml
産地:フランス、サヴォア

Sold out6,710(税込)

      

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